CheckList Hack!

なりたい自分になるためのチェックリスト習慣!

「ドラゴン桜」は発想法を学ぶ良い教科書

自分の考え方に大きな影響を与えられた初期の著書に和田秀樹氏の「受験は要領」があります。これは何も考えずにただ勉強をするのではなく、要領よく考えて行うというものです。

ドラゴン桜」はその現代版で、とても好きな漫画の一つです。基本的にはビジネス書にあるような内容を受験に当てはめて具体化されているストーリーですが、底辺校から東大を目指すという究極の難易度設定がいいですね。まさに課題だらけのなか、それでもテクニックと根気・やる気があれば困難に打ち勝てるというという痛快さ。

ドラゴン桜では全編を通して、

  • 対象を考え抜く、頭を使う
  • 現実をしっかり分析する、あいまいさの排除
  • 柔軟な発想、固定観念の打破

という姿勢が貫かれます。これらはビジネスシーンでも心にとめておきたい重要な心掛けですね。

またズバズバと本質を突くセリフが出てくるのがまたいいですよね:

  • 人間性とはなんだ、具体的に示せ」(人間性をはぐくむーなど聞こえだけよいスローガンに対して)
  • 「頭を使わずめんどうくさがっていると、一生だまされて高い金を払わされる
  • 人が作るルールに従うだけで満足か?

実に心に刺さるセリフです。通常、学校の先生は絶対言わないし、教えないことですが、真実や教訓が多分に含まれています。

しっかりと現実を踏まえて、あいまいさを排除して行動計画を立て、これを実行する。その姿を見せてくれるのがドラゴン桜です。未読の方はぜひチェックしてください。


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今回はドラゴン桜のYoutubeチャンネルから勉強・仕事に役立つポイントをいくつかピックアップします。


ポイントまとめ

 ポイントチェックリスト
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低い目標を立てる
高い目標だけではなく、低い目標を立てる。
自分が何をしているのか、記録をつける
1日どれくらい勉強しているか、1か月どれくらいか、具体的な数字て示す。
集中することが最も重要
詰め込みすぎたスケジュールを立てては、続かない。
スケジュールは必ず崩れる
毎週のようにスケジュールを引き直す。
ビジネス本を読むときは、仮説を立てて読む
タイトルや目次から内容を想像、仮説を立ててから読む。
確証バイアスに注意する
無意識のうちに自分に都合の良い情報ばかり集めてしまいがち。






各ポイントの詳細を参考動画・リンクをもとに見ていきます。

受かるためのスケジュールの立て方!1日と1年間のスケジュールの立て方を解説!

低い目標を立てる


高い目標だけではなく、低い目標を立てる。

頭が悪いから受験に失敗するのではない、サボってしまうから受験に失敗する。
東大に入る人間は、自分がサボってしまうことを知っている。サボったときでも、なんとかやる気が出る仕掛けを用意する。

究極的な目標は、高い目標になるのは当然です。しかしすぐに達成できない目標設定は日常的には機能しませんよね。

エベレストを登る、という目標があるにしてもまずは日々の身体トレーニングの目標を細かく刻んで設定すべきです。

いざ登る段階になって山のふもとに立っても、次の目標が山頂という人はいないと思います。ベースキャンプで数日過ごして空気の薄さになじんだり、天候を見定めてアタックの日を決めたり。本格的に登り始めても、はるかかなたの山頂を見てばかりでは気が遠くなりますので、細かくポイントを設定し、まずここまではいこう、では次はここまで、と徐々にアプローチしていきます。


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自分が何をしているのか、記録をつける


1日どれくらい勉強しているか、1か月どれくらいか、具体的な数字て示す。
把握できていないことは改善できない。

目標、記録を数値化するというのは、その対象を管理し、改善していくためです。

管理をすると、課題が見えてきます。それによって作戦を立て直したり、スケジュールを調整したり、色々なことができます。

それに勉強の作戦を立てるのは、勉強の息抜きにとってもいいですよね。

仕事も同じです。自分のタスクを数値化し、進捗をきっちり管理できるとそれだけで自然と改善につながります。おのずと課題が見えてきますからね。

もし数値化した記録の中で課題が見えず、しかしながら直感的に進捗は良くないという場合、管理の仕方を工夫します。弱点や課題は人それぞれなので、与えられた目標管理よりも、自分で考えて作る数値目標と管理が一番です。





集中することが最も重要


詰め込みすぎたスケジュールを立てては、続かない。

プロスポーツ選手でも、練習は一日2時間、というようなことをインタビューで結構聞きます。

これはほかにいろいろと忙しい、というのもあると思いますが集中してできるのが2時間であれば、それ以上やっても無意味ということを意味します。

勉強も同様です。2時間では一般には短すぎますが、しかし集中できないのにダラダラ時間を過ごしても仕方がありません。

睡眠不足になってはそもそも集中できません。なので睡眠を十分とるのは第一。そのうえで十分集中できる時間に区切って勉強なり仕事をするようにします。それ以上は時間の無駄なうえに、心身の健康を損ねかねませんので危険です。


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スケジュールは必ず崩れる


毎週のようにスケジュールを引き直す。

自分の建てた計画を改善し続けることが重要。

管理を数値できっちりしていく一つの目的がこの目的の調整・改善ですね。鬼速PDCAのところでも繰り返し調整がでてきましたが、計画の改善を繰り返します。スケジュールは仮説に基づいていて、その仮説は完ぺきではないことがほとんどですからね。


checklist.gakumon.jp

計画の改善が進むごとに、成長が加速するイメージです。自分の調子や季節、やる気に合わせて調整していくのも大切です。自分の集中度合いを振り返り、集中できるスケジュールを立てることもまた重要です。









ビジネス本で知識を得ようとするな!

ビジネス本を読むときは、仮説を立てて読む


タイトルや目次から内容を想像、仮説を立ててから読む。

自分の仮説が正しいかどうかを確認しながら読む。仮説を立てて頭を使い、読んだときに仮説との違いでまた頭を使う。そして人に説明するなどして頭を使い、定着させていく

要するに、自分の頭を使って読む。受け身になりすぎていては身につかない、ということです。

いかにもなことが書いてあるのがビジネス本の常ですので、なんとなく読んでいては「そりゃそうだな」としか思わないことが多いと思います。

せっかくなので頭を使って、目次の時点で自説を構築します。そのままのことが書いてあればマッハのスピードでその部分は読み飛ばせばいいですし、違うことが書いて合えれば、そこで考え抜きます。


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確証バイアスに注意する


無意識のうちに自分に都合の良い情報ばかり集めてしまいがち。

仮説を持ちながら読むものの、仮説を自分の意見としてはいけない。自分の仮説の部分しか本の内容が入ってこなくなるおそれがある。

自分の意見を作りすぎてしまうと、本に書いてあることに対して「何を言っているんだ、こっちが正しい」という姿勢になってくる恐れがあります。

それはそれでよい場合もありますし、考えた結果、本の内容に同意できないならばそれは問題ないです。ただ、自分と違う意見もうまく取り入れて、自分を高めていく姿勢を忘れないようにします。









「ドラゴン桜」わが子の「東大合格力」を引き出す7つの親力

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価格: 2,209 円


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まとめ

今回は好きな漫画として「ドラゴン桜」を挙げてみました。

自分は魔法などのファンタジックな設定なしに大きな課題を解決していく漫画が基本的に好きです。「ナニワ金融道」シリーズも現実をネタにしているという意味で好きですね。

多少の誇張はあるにせよ、著者の世界観・人生観を学び、成長や発見の機会を得られると感じます。頭に教訓が残りやすいですよね。

あまりド派手な必殺技に頼らず、困難を解決していく漫画の登場を今後も楽しみにしたいと思います。


今週のお題「好きな漫画」