情報過多といわれる社会になっているなか、この情報の大洪水のなかでどううまくスキルアップを図っていくか、世の中の動きに影響を与えていくかは悩ましいところですよね。
インプットばかりやっていたり、完璧に理解するまではアウトプットしないと決めていたりすると情報の洪水に飲まれて沈むだけです。
結局、自分の脳みそだけにインプットするという考え方自体に無理があるわけです。
自分の周囲の人やSNS、Youtubeやブログなど、自分の外部も含めて自分の情報をストアするものである、脳みそであると考えるのがよさそうです。
つまり自分の脳の中に情報をしまうだけでなく、周囲の外部脳にも記憶を置いておく感覚です。
そうすれば能力が大きく拡張されます。
しかも脳内であれこれ考えることを、周囲の人を使って考えるようにすれば効率倍増です。また周囲の人に惜しみなく情報をだすと、同じ分だけ情報収集をしてくれるように自然になってきます。
こうなると完全に自分の脳内の仕組みを外部に移植できている形で素晴らしいですね。こういう意味でも周囲に刺激的な人を置くように努力するのは大切ですね。
ポイントまとめ
各ポイントの詳細を参考動画・リンクをもとに見ていきます。
runs
インプットとアウトプットの黄金比は3:7
成長曲線はアウトプットの量できまる。読書で例えると、10冊読んで1冊しかアウトプットしない人より、3冊よんで3冊アウトプットする人の方が成長する。
要はインプットよりアウトプットに専念せよということですね。
そのくらいの感覚がちょうどいいと。なぜならばアウトプットしないと忘れてしまうし身につかないということ。
そもそもアウトプットするくらいには頭の中でしっかり考えないと身につかないわけですから、それ以上インプットしても仕方がないですよね。
逆に言うとインプットを効率的に行うには、アウトプットが必要だということを意識しないといけません。
インプットは知識は増えるが、現実の変化は何一つ起きない
アウトプットは行動なので、現実の変化が起こる。
この点も忘れがちですね。人に教えて自分も学べて満足、ということだけではなく現実の世界にアウトプットするということは、実際の変化をもたらすということになります。
それが自分の未来を切り開いたりするきっかけにもなりうるわけですね。
また自分の発した言葉に忠実であろうとする作用が無意識で働きますので、その言葉が現実のものになっていったりします。
なにかを決意するとか、こうあるべきだと共感した、といったことを周囲にアウトプットするということは記憶の定着以上のパワーを秘めているわけです。
断る
仕事を断ると仕事が減ると思われているが、増える。断ることのメリットに目を向ける。できるかできないかではなく、やりたいかどうかで決める。結果的に仕事は増えている。
アウトプットするには時間が必要で、その時間をどう捻出するかという課題はつねにあります。
筆者の進める一つのコツが断るということ。時間的にコスパが悪いと判断した仕事はどんどん断ります。
それによって事態が好転していくことが多いから心配しないで!っていうことですが、コスパの悪い仕事なんて嫌われてもやるべきじゃないですよね。
そんなのを依頼してくるというのは、自分を安く見ている人なわけですから、わかってないやつの仕事なんて受ける必要ありません。どんどん断りましょう。おいしい仕事だけすればいいです。
不勉強であればあるほど、講師を引き受ける。
伝えるために学びなおし、知識が増える。スライドを作る。そして話す。フィードバックももらえる。最強のアウトプットサイクル。
自分は月に一度くらいのペースでなんらか内部向けではないプレゼンをする機会があります。
そこでたまに自分にとって新ネタをとりいれるのですが、やっぱり人前で話す前は散々調べますよね。
自分より詳しい人がいて間違いを指摘されては立場がないですし、質疑応答でなぜなぜと深堀りされてきてもある程度こたえられないと困ります。
そのため、自分なりにしっかり理解し、自説として腹落ちした状態までは少なくとも勉強しておくことになります。
そしてアウトプットをどうするか考えるわけですから、身につかないはずがありません。
この準備のなかで、たとえ自説が間違っていたとしても、それを指摘されたらすぐに身につきますからね。
講師としていっているとしても、学ぶのはお互い様です!聴衆から学ばせてもらう姿勢でいいと思いますよ。
学びを結果に変えるアウトプット大全
人間はアウトプットしないとどんどん忘れる生き物
一回もアウトプットしていないと、本の内容をすぐ忘れる。学校の教育がベースで、インプットの割合を多くしてしまう癖がついている。
インプットだけでは、記憶がどんどん頭の奥に入り込んで出せなくなる。記憶を引き出す回路を作る必要がある。
記憶が奥に入り込んでしまう、という感覚は分かりますね。積み重ねるとどんどんめり込んでいって、結局埋もれてしまいます。
アウトプットしてみて、周囲の反応も見て、その知識の使い勝手がいいか、その情報に価値があるのかを見ていきます。
価値がない情報だったら、そんなものは埋もれてしまえばいいわけですし、価値があるならすぐに引き出せるところにおいておくべきです。
フィードバックが重要
アウトプットすると、人から質問されたり意見を言われたりする。それによって考えることでさらに記憶に定着していく。
反応から別の視点の考え方が得られるのがいいんですよね。多角的にものを見ることで記憶がビシビシ鍛えられていきます。
なので複数の人とのディスカッションができると理想です。
人から言われた意見を融合しつつ、また別の人にぶつけていくことで最初の情報からどんどん変容していくかもしれません。
最終的に自分にもっともフィットした考えに落ち着くのが一番ですね。
ありのままを記録する
人に見られることを気にしないで記録する。少しでも心の動きがあったら、スマホなどに記録する。
エッセンスだけ抜き出した自分だけに通じるメモでもよい。キーワードだけをメモするなど気軽にできると習慣化しやすい。
心の動きがあった瞬間を大事にしていくということですね。
そこに自分にとっての新しいポイントがあるわけです。なにかポンとキーワード、短いフレーズをメモするだけでいいですね。短文で。
結局メモからあとでみて話が再現できなくても全く問題なしです。1つ2つの感動ポイントがキーワードとして再現できていればもう十分。
あとはいついかなるときでもピクッと心が反応したらそれをメモできるかどうか。ここは敏感になっておきたいところ。
メモ術を身に着けるべくメモ習慣をつけていきましょう!
まとめ
最近はYoutubeも大ブームですし、ブログもあるし、もっと手軽なSNSがたくさんあります。
無編集動画など、あまり格好をつけずにどんどんだしていくスタイルがYoutubeでも受け入れられつつあります。これはこれでライブ感があるということでむしろ人気です。
アウトプットの敷居がだいぶん下がってきているということですね。
そもそも別にアウトプットをしているからって人気になる必要も完璧である必要もないわけです。考え方もいろいろですからね。
自分自身が完璧超人でなければアウトプットできないという風に思うのは最悪です。人に磨いてもらう機会を得るためにも、原石の情報を出していく習慣づけが重要です。