一日のスケジュールをたてるとき、なんの戦略もなく目の前のやるべきことをやっているのでは、長期的な自分の目標にいつまでも近づくことがありません。
これは中長期的に見て大きな損失をまねくことになります。
3年後、5年後には自分はその分、歳を取っているわけです。そのとき目標に向かってなにも進捗していなかったら、今から始めるより実現する確率は著しく下落しています。
これは重大なことです。なんとなしに時間を過ごしてしまうのは、人生を台無しにすることにつながります。
なので中長期の目標を常に意識しつつ、一日をどう盛り上げていくか。これが時間術のポイントになります。
少なくとも長期目標をまいにち目にするところに書いて貼ることだけはした方がいいですね。意識するのとしないのでは全然違います。そのうえで、1日のスケジュールを立てていきましょう。
ポイントまとめ
各ポイントの詳細を参考動画・リンクをもとに見ていきます。
忙しい人ほど必見!「時間術大全」を5分で簡単解説!
毎日の生活にハイライトを設定する
ハイライト=長期的目標と日々のタスクの間に位置する「ちょうどいい目標」ハイライトを決める基準=緊急性が高い、やりとげた満足感が高い、喜びのなかからどれが重要なのか、直感で決める。この3要素を意識する。
毎日この「ハイライト」のタスクを設定する。
長期的目標に少しずつ近づく工夫がポイントです。
日々やらなくちゃいけないことをこなしているだけでは、長期目標がなんだったかを忘れてしまいます。
お金持ちになりたいのだったら、将来金を生む仕組みをちょっとずつ構築していく。
モテモテになりたいのなら、体を鍛えてスリムで健康的な肉体に少しずつ近づく。
頭で勝負できる人間になりたいのなら、少しずつ読むのがしんどい本を読む。
長期的目標に近づくということは、ワクワクすることだし、その日の「ハイライト」というのにふさわしいですよね。
レーザーモードに入れる環境を用意する
レーザーモード=集中モード。ゾーンに入るモード。SNSを排除、なんとなく見てしまうニュースなど削除、ウェブブラウザを排除。こういう環境を用意する。
ダラダラ脱線してしまう要素を全部排除しようということですね。
ネットにつながっていたら無限に新しいトピックはやってきます。これを排除して集中します。
もちろん集中の入り方は人によります。
自分は高校生のときは、ひたすら格闘ゲームをやっていて、ラウンドの合間に数学を解いていたというのをよく覚えています。
それが一番集中できるならそれでもいいと思いますよ。
自分のエネルギーをチャージする
仕事続き、勉強続きでエネルギーがきれた状態だとスマホいじりなど手軽なものばかりやってしまう。エネルギーをどうやってチャージするかを本気で考える。軽い運動、自然な食品、自然に囲まれる、仲のいい人と接する、睡眠。
このチャージのことを全然考慮に入れないと、長続きしないわけですね。
せっかく手に入れたよい習慣が無理をするとすぐに台無し。
しかもいい感じに集中できる方法をみいだしたのに、チャージを怠ったせいで集中できなくなり、自分にとってよくない方法だと勘違いするようなことになると最悪です。
朝起きて、疲れが残っているようならチャージ不足。食べ物なのか、休息なのか、足りないものを特定して対策していきましょう。
時間術を自分向けにチューニングする
本が推薦する時間術は自分にとってピッタリかを検証し、調整する。1日のメモを取って、今日のハイライト、今日のレーザーモード、今日のエネルギーを記録。
課題があれば改善を行い、これを繰り返す。
チャージ不足の修正はもちろん、ワクワク感たがりない、集中感が足りないなど、分析して修正するわけです。
逆に言うと、いきなり完璧なスケジュールは作れないので、まずは適当にやってみて、修正すればいいというわけですね。
修正の観点として、
- ハイライト
- レーザー
- チャージ
の3要素を意識するというわけです。
時間術の凄テク
ハイライトの時間を確保しておく
カレンダーアプリにハイライトの時間を入れておく。人に言われて時間を割いているばかりでは主体的になれない。
自分のカレンダーにどんどん予定を入れていくのはずいぶん前から取り入れてます。
「資料作り」などでざっくり2時間とか入れてしまうより、何の資料を作るのかなど具体的にして30分刻みくらいに入れていくと取り回しがよいのでおすすめ。
細かくTODO管理できますし、ほかの予定との時間調整が容易になります。
瞑想やワークアウトをとりいれる
脳をリフレッシュする効果がある。
チャージの仕方の一つとして、瞑想を取り入れるのはとてもいいことです。
自分のオフィスは昼休みに照明を落としているのでやりやすいのですが、Youtube musicで瞑想系プレイリストを選択して目をつむってじっとしてます。
これだけで脳はずいぶんリフレッシュされます。
視覚の刺激を遮断し、耳もふさいでいる形です。
昼休み終わり直前の時間にアラームを一応いれておいて、残り時間を気にしないようにします。
これで完璧。昼ご飯を腹八分目にして、少し早くオフィスに戻ってゆっくり瞑想して過ごすのはとてもよい習慣です。
日々の時間活用をマインドマップで管理する
ここでの時間術をうまく取り入れていく方法として、マインドマップによるTODO管理と組み合わせるのは良い方法だと思います。
マインドマップツールを活用したTODO管理の基本編を下記記事に記載しましたのでご参照ください:
checklist.gakumon.jp
そのうえで、今回取り上げた時間術を取り入れていきます。
長期目標を記載する
テンプレートとして、まず長期目標を毎週のTODO項目ピックアップのときに確認できるように掲げておきます。
毎週のTODO管理のテンプレートに「長期目標」の項目を下記のように取り入れます:
ハイライト・チャージ・レーザーモードを記載する
さらにテンプレートに、本記事で説明した
- ハイライト
- チャージ
- レーザーモード
を記載していきます。
記載例
では記載例を示していきます。まず長期目標の例として:
- 副収入で10万円かせげるブロガーになる
- 本業で海外事業を主導する存在になる
としておきます。副収入で月10万円はかなりハードルが高いですが、ここは長期目標ですので少し高めで大丈夫です。
毎週TODOマインドマップを更新していきますが、そのたびに長期目標をコピペして見直します。ときに追加・改変していくのもよいでしょう。TODO管理時に見るだけでも十分効果があります。
目標を掲げるだけで夢が実現する!っていう考え方もありますからね。これについてはこちらの動画がおすすめ:
www.youtube.com
次に日々のTODO項目を記載していきます。基本的には先の記事に挙げたように、それぞれの日付に項目を記載してい行きます。
これに加えて、ハイライト・チャージ・レーザーモードにあたる部分も記載します。
ハイライトでは、長期目標を意識しながらやるべき項目を記載します。ここでは海外事業をけん引するために必須の英語スキルを磨くため、DMM英会話を1コマすることにしましょう。
またチャージでは家に帰っておちついたところで瞑想を取り入れます。こういうチャージの時間をしっかりTODOとして管理しておくとよいですね。
そのチャージの方法が有効かどうかも後で振り返ることができます。ジムでのエクササイズがよかったのか、柔軟体操がいいのか、瞑想がいいのかなどを一週間を振り返ってみて、アップデートしていきます。
またレーザーモードに入る場所と時間、やることを決めておくとよいですね。流れの中で何となくではなかなかうまく行きません。ここぞという時間とやることを区切ってしっかり決めておくと集中もしやすくなります。
これらのことをマップに記載していきます:
こんな感じでひびのハイライト・チャージ・レーザーモードを陽に管理、作戦をあらかじめ決めておき実行します。
これを軸に振り替えることで自分の時間術のアップデートも着実にしていくことができます。オリジナルのテンプレートを作成していけばよいですからね。
まとめ
時間術大全は「大全」というだけあって87もの時間術が紹介されています。
最終的には自分の生活や特性にあったスケジュール管理を身に着ける必要があります。つまりカスタマイズする必要があります。
なので元ネタの技をたくさんしっておくとよいですね。そこに絶妙な配合があるはずです。
そして長期目標の実現にむけて少しずつ進捗するようにステップを刻んでいきましょう!