いや断りたいですね。いい人病にかかってはや何年たったか知りませんが、振り返ってみてなにか依頼を断ったことってあるんだろうか。
特に自分都合で都合がつけられるものを、あえて断ることはほとんどできていません。
でもひどい話ですよね。そんなことをやっていたら誰のための人生かわからなくなってきます。
頼まれてしまったら最大限、相手の言うことを聞いてあげるというのはやりすぎです。自分の人生に得になるもの以外、やるべきではないはずです。
次に何か頼まれる前にしっかりこのあたりを考え抜いておき、自分の人生を取り戻したいです!
ポイントまとめ
各ポイントの詳細を参考動画・リンクをもとに見ていきます。
勝間和代の、「断る力」を身につけよう
断れない理由:自分が嫌われたくない、相手を傷つけたくない
しかし相手に嫌な思いをさせないために、自分が傷つくのはよいのか考えるべき。なんで断れなかったのか、と自己嫌悪がはじまってしまう。
自分を大事に思うことが重要。いやいややるくらいならやらないことを決意すべき。
そうなんですよ、嫌われたくない。一応依頼を受けた方が得だと思ってやってはいるんですが、それが過ぎるとなんでも引き受けてしまうし、相手もなんでも受けてくれると思ってしまいます。それはまずいですよね。
依頼を受けるにしても、しっかりなぜこれを受けられるのか、win-winだから受ける、というのを自分にも相手にもしっかり説明することですね。それであればwin-winのシナリオにならない場合に断りやすくもなります。
そもそも依頼する側も、Win-Winになれないような依頼をするのはまずいですよね。たとえ数度の頼みごとを聞いてくれたとしても、Win-Winになることを意識していないようでは長期的に良好な関係を築けません。
依頼を受ける側としても、そんな関係は受け入れられないということははっきり示しておくべきです。
常に代替案を出すことを考える
全部は引き受けられないが、この部分は引き受けられるなど。この方法ではどうか、と情報を提供するなど。
これも基本的にwin-winな部分のみを引き受けるということですね。
ポイントはオール or ナッシングではなく、部分的に引き受けられるという交渉をすること。そういう発想を持つことです。
依頼の中でも自分のなかの経験値をためる意味でも成長性の高い部分はおいしいところ、低いところはやりたくないところのはずです。自分の専門技能を提供する代償として、引き受ける部分を選ぶのは悪くない要求です。
どうして引き受けられないかの理由は説明する
率直、対等、誠実、自己責任を旨とするアサーティブなコミュニケーションを実行する。
嫌なときは嫌な理由を率直に説明する。卑下する必要はない。仮に相手との関係が悪くなっても、自己責任として引き受ける。
結局は自分の人生をどう使うかなのです。人生と人生で対等ななかで、お互いどういう選択をするかという話ですね。
なので当然、断るにあたり自分を卑下する必要はまったくないですし、折り合いが悪くなったらそれはそれ。win-winの関係を結びづらい相手であれば、そもそも付き合う必要はありません。
考えが合わない人間と仕事をするのは時間の無駄なので、こちらからお断りして嫌われるくらいで丁度良いと考えます。
頼まれごとは断るのをデフォルトとして考える
大概の人は引き受ける方をデフォルトだと考えている。断るのをデフォルトとするなかで、これだけはどうしても自分の気持ちとして引き受ける、という考え方をする。
上司からの依頼など断りにくい場合でも条件を設定し、ここまでなら引き受けるなど交渉を行いある程度自分にとって結果を出しやすい状況を作る。
自分に主導権がある状態をキープするには、周囲の人にリードされることをデフォルトとしてはまずいですよね。
自分に利が十分にあると判断する場合にのみ動くのを原則とすることで、時間の余裕も生まれてきます。
もともと時間に余裕がなければ、周囲の依頼ごとを聞いていられないはずですけれどもね。
「断る力」を身につけて自分の人生を進め
「Yes」の裏側には「No」が必ずある
私はこれで生きていく!というYesの決意があるとき、ほかのことには「No」になる。道を選んだということは、それ以外にNoといっているということ。きっぱりとNoを言うことで、Yesをはっきり選択できる。
はっきりYesを選択できれば、自分は幸せになれる。
ここですね、ハッキリYes!の方向性を打ち出せばよいわけです。
これを周囲の人も知るところになれば、Yesの裏のNoは言いやすいことになります。
自分でも何を断る、どの部分を断り、どの部分がYesなのかを明確にすると、人生の決断はぐっとわかりやすくなりますね。
断るとものごと結構うまくいく
断る練習をしているひとならわかる。社会で大成功している人はNoといってきている。少しずつ断りやすいレベルのものから断っていく。飲み会への誘いなど。徐々に大きなものを断っていくために練習する。
この感覚をみにつけることですね!
短期的に効果が見えないので非常に身に着けにくいスキルですが、結果的にNoという方が成功するという意識をもつことは重要です。
自分にとって無駄な時間が減るわけですから、当然有効に働きます。結局ものごとうまくいくということです。
まとめ
結局考えてみると、いやなことをやるということは、他人の成長機会を奪うことにもなりますので、明確によくないことですよね。それはいい人の所業とは言えないということです。
つまり断ることは正義。断ることは人助け。そして断ることは自分の成長なわけです。とにかく自分の役に立つもの以外は断る、くらいの勢いで断る力を身に着けていきましょう。
そして断ったあかつきには、断ったことによる有意義な時間をしっかり楽しんで、断ることの重要性を体と脳に刻んでいきましょう。