CheckList Hack!

なりたい自分になるためのチェックリスト習慣!

課題解決を迅速化するため、なるべく課題を解決しないこと

世の中課題がたくさんあって、時間はいくらあっても足りませんよね。

それに対して課題解決の方法というのはたくさんあって、効率よく解いていくコツがあるものも多いのですが、しかし課題が多すぎればいつか間に合わなくなります

なんだかんだ課題解決がうまくなってきているのに、TODOリストは一向にすっきり空にならないのは、課題が多すぎというのが原因の一つにありそうですよね。


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ポイントまとめ

 ポイントチェックリスト
 チェック済みの行をクリック/タップ
課題とされるもののなかで、今解決すべき課題は少ない
本当の課題を見極める。目の前にみえる課題を解いても真因にリーチできていなければ意味がない。
1次情報を手に入れる
誰のフィルタも通っていない情報に触れる。
1次情報と世の中の常識を合わせて考える
1次情報を核に周辺の情報を周到に集める。
おおもとの課題をサブイシューに分解し、ストーリーラインを組み立てる
目的に対してWhyを並べ、ストーリーを作る。そして最も重要なサブイシューを分析する。






各ポイントの詳細を参考動画・リンクをもとに見ていきます。

イシューからはじめよ

課題とされるもののなかで、今解決すべき課題は少ない


本当の課題を見極める。目の前にみえる課題を解いても真因にリーチできていなければ意味がない。

仮説を立て、情報を分析することで本当のイシューに近づくことができる。売り上げが上がらないのは売り方が悪いのか、それとも市場全体が縮小しているのか。ほかに原因があるのかを見極めていく。

課題が山ほどある中、本当に説くべき課題は何なのかを見極め、課題のソースを断っていくようにするということですね。

家の片づけが常に課題になりがちですが、それはそもそもモノが多すぎる、すなわち必要以上に買いすぎるのが問題の根源だったりします。

その根源を解決しないことには、一時的に課題を解決しても、また同じ課題になやまされることになります。家の片づけなんて常にそうですよね。



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1次情報を手に入れる


誰のフィルタも通っていない情報に触れる。
現場で何が起こっているかを肌で感じない限り、真因にせまることはできない。

1次情報というのは、直接情報のソースに当たるということですね。2次情報、すなわち伝聞の情報だと、どこまでが事実で、どこまでが伝えてくれた人の個人的意見かを切り分けられないということもありますし、そもそも情報が欠落している恐れがあります。

会社の社長はなかなか現場にいく機会がないと思いますが、しかし現場を見るのとレポートを聞くのでは情報量が10倍は違います。これは深刻な差を生み、決断の正確さや速さに大きな影響を与えることになります。

この違いから、1次情報にどれだけ効率よく触れられるかがカギになります。1次情報の収集のために時間を使うことについては惜しむ必要はありません。





1次情報と世の中の常識を合わせて考える


1次情報を核に周辺の情報を周到に集める。

1次情報とともに重要なこととして、世の中の常識に合わせて考える、ということがあります。

組織内で内部的文化というのが育ってくると、その外側の常識と乖離してくることがよくあります。これによっておかしな判断になり、解く必要のない課題が外部と内部の摩擦によってうまれてしまうことがあります。

なので注意深く、世の中の常識をとらえて判断する、客観的にみる視点が重要です。



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おおもとの課題をサブイシューに分解し、ストーリーラインを組み立てる


目的に対してWhyを並べ、ストーリーを作る。そして最も重要なサブイシューを分析する。
もっとも重要な部分をまず解決しないと、全体のストーリーが崩れるリスクがある。

もっとも重要な部分から解決に着手すると、その部分にまつわる仮説が成立しているか等がわかってきます。

このとき、思い違いをしていることに気が付けば、全体のストーリーを書き直す必要があります。無駄なイシューを解決することに時間をかけないようにするということです。

また重要なサブイシューが解決されれば、その時点で問題は8割解決しているということがよくあります。有名な「パレートの法則」ですね。多くの場合、最も重要な部分が全体の8割の重みを占めています。









イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」


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まとめ

仕事をしているとやたらと課題は沸き上がってきますよね。それに対して自分やチーム全体のリソースは限られています

そのために対応する優先順位を考えるわけですが、そもそも8割がた解決する必要がないのではないか?という目線で課題自体をしっかり検討することが重要ということですね。

自分の場合、例えば全社の専務(CTO)が決めてしまった事項は与えられたものとして、それにまつわる課題をモグラたたきのように解決に回るということが正直よくあります。

しかしながら問題の根本はもっと上流の決断だったりします。

これを覆すのは実際は非常に難しいことなんですよね。上からすると自分は正しく、部下は期待通り動いてくれていないと映ります。なのでしっかり説明する必要があります。

重要なのは、課題の本質に常に斬り込むことです。大変なことですけれども。ごまかしの解決に時間を決して使わないことです。この意識は重要です。