今回は「焼肉のファストフード化」をうたって徐々に話題になりつつある焼肉ライクを取り上げます。
おひとり様文化が徐々に定着しつつある中、店舗側もおひとり様に特化し、かつコスパも最強という素晴らしいフォーマットを出してきています。
こういうのは日本が圧倒できるお家芸で、どんどこ世界に流行らせていきたいものですね。
さしあたり中国も一気に高齢化が進む流れもありますし、日本でガッチリ足場を作って世界に打って出ることを期待します。
ちなみに回転ずしも、さらに一人特化で徹底したファストフード化するのもありですね。やっぱりまだまだファミリー向けが中心ですからね。

ポイントまとめ
各ポイントの詳細を参考動画・リンクをもとに見ていきます。
【530円】1人焼肉屋【焼肉ライク】の定食が感動レベルのクオリティ!
一人一台のロースター
注文はタッチパネル、注文してから料理がくるまで1~2分。
座席に座って、タッチパネルぽんぽんしてすぐ焼き肉が出てくる。
あとはジュージュー始めればいいというこのテンポが最高ですね。
ぼっちでお店に入ると若干、お店の雰囲気になれるのが苦痛だったり、手持無沙汰だったりしますがそんなことが全くない。
お店側が爆速で出してくると、食べる方も緊張感がでるというか、だらけなくていいですよね。すぐ食べようっていう気になります。

メガ盛りセット300グラム+ごはん・スープ・キムチ付きで1,080円
バラカルビ&豚カルビ&ホルモン。新橋本店の1メニュー。はいじぃさんの動画では530円のセットを食べてますね。
これは衝撃的な飯テロ動画。おいしそうすぎるうえにコスパが素晴らしいですね。
メニューは店舗によっていろいろなので、行く前にチェックするといいと思います。
ただほんとにコスパがどれも素晴らしい。やっぱり300グラムのお肉をガッツリたべて1000円前後はパワフルですよ。
yakiniku-like.com
「焼肉ライク」は美味しいし、もっと伸びる!素晴らしいビジネスモデルな点
たしかにファストフード店という印象
出展店舗数はのびてきている。これからも伸びていく感触。いきなり!ステーキが店舗数を伸ばしすぎて不調に陥っている点が気になるところ。
一人焼き肉って言葉ができてだいぶん立つんで、そこそこ一人でも行きやすくはなりつつあるものの、まだ抵抗ありますよね。
そんななか一人前提でファストフード化というテーマでの店舗づくりというのがそもそもうれしい。
回転すしが寿司屋の庶民化、ファストフード化で一大産業を築いたのと同じながれができるでしょうね。
今後はもつ鍋などの鍋系、居酒屋がかなりファストフード化してくる流れがあると思います。一部店舗ではすでにそうなっていますけどもね。博多駅の上にも一人もつ鍋があって個人的によく利用します。

一人でも気軽に焼肉が食べられる
自分が食べたいペースで食べられる。
焼き肉を複数人で食べに行くと、いろいろな気を使いながら食べることになりますよね。
そういうことが脳の疲れに無意識につながるわけです。
改めて考えてみるとスゴいストレスですよね。肉を味わうのものそこそこに次の肉に向けての駆け引きがスタートしているとか最悪ですよ。
一人焼き肉はそんな事全く関係なく、本物の焼き肉が堪能できる。
これは素晴らしいことです。なんの駆け引きもなく、完全に自分のペースで食べられるのは最高の気分です。
店員さんとのコミュニケーションは最小限
オートメーション化が進んでいる。人手が最小限で済む構成。
店舗増強に強そうな設計なのがいいですね。回転ずしもそうですが、オートメーションを徹底し、コスパを追求する。
これは正しい姿であることがすでに証明されています。
人件費など削れるところは徹底的にけずり、その分良質な食材確保とコスパに振り向ける。
素晴らしい方向性です。これで適正な利益がでていれば非常にパワフルです。

店舗が広くなくても経営できる
厨房は広くなくていい、店員も少ない、客席も小さい。結果コスパがいい焼肉を提供できている。
店舗自体がコンパクトに納められるというのは強力。
ゆったり過ごす空間ではなく、あくまでもファストフードというコンセプトを徹底させて、手狭な客席でもOKとしているところが大きい。
焼き肉を一人で楽しむことに特化しきって無駄を切り捨てる姿勢がさらによいコスパを呼ぶというわけです。
弱点は真似しやすさ
いきなり!ステーキに関してはビジネスモデル特許をとっている。焼肉ライクに関しては特許をとっていないから、簡単にまねできる構図。
簡単にまねができるというのは焼肉ライクとしてはよくないところですね。
特許戦略というのは重要ですが、詳しい人というのが外食産業にはほとんどいないと思います。
しかし特許のために変なことになる、時間がかかるなどの弊害もあるため、よほど余裕がないとこれはできないでしょう。
自分は大手メーカーにいるので特許はほんとに日常なわけですが、よっぽどうまくやらないと特許で事業を独占するというのは難しく、正直ここに中途半端に力を入れても仕方がないと思います。
真似をされても勝てるよう、質にこだわり、お客様をどう囲い込むかですね。
そういう意味ではいきなり!ステーキの肉マイレージはかなり秀逸ですね。

まとめ
こういう一人〇〇では日本がかなりの先進国です。
これってすごいことで、スターバックスやマクドナルドみたいな、世界を席巻できるフォーマットです。
高齢化社会だから、独身社会だからこういうのがはやる、など元気がない発想ではなくどんどん世界に打って出られるものです。誇りを持っていきましょう!
フランス料理だとかイタリア料理だとか、現地に衝撃をあたえるようなフォーマットも意外と受け入れられると思います。
食のプロセスを一気に変えていく一大産業を確立していくことを期待しますね。
いきなり!ステーキも最近の店舗づくりはちょっとファミリーに寄せてますよね。店舗もかなり広いところが多い。
そのあたり少し見直すのも手かなと思いますね。
今週のお題「いい肉」