2019年度上期までの決算が極めて悪くて話題になっているいきなり!ステーキが、かなり心配な状況になっています。
出展しすぎて既存店売り上げが4割減というのは致命的な危機と言えます。
完全に一線を越えてしまっている。非常に難しいですが急ブレーキをかけて拡大路線を終了し、さらには早急に店舗を削減しないともたないでしょう。
しかもつい先日、久々にいきなり!ステーキに行ったんですよ。Youtubeでお肉動画を見ていたら食べたくなってきたので。
そうしたら正直いって、こんなに肉かたかったっけ? という質のもの。
これじゃ流行りませんよね。決算をみて、やっぱりと思わざるを得ませんでした。
でも数年前、さいしょにいきなり!ステーキに行ったときはこんなんじゃなかったはずです。
自分の場合、最初は東京の蒲田の立ち食い形式だったと思います。
とってもおいしくて、さすが話題のチェーンだと思ったものです。
あの頃の質、価格、ブランド感に戻すべきです。
復活に期待しています。
ポイントまとめ
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肉質のばらつきがひどい 米国認定の上位36%のアンガスビーフとうたっているが、噛み切れない肉がでてきたりする。 | |
高い 人件費・食材などの高騰により、外食産業は全般値上げしている。 | |
自社店舗同士の共食い 店舗のカバー範囲が重なってきている。 |
各ポイントの詳細を参考動画・リンクをもとに見ていきます。
急成長を遂げていた「いきなり!ステーキ」がいきなり業績悪化に転じた理由
肉質のばらつきがひどい
米国認定の上位36%のアンガスビーフとうたっているが、噛み切れない肉がでてきたりする。店舗数の増加に知ららを入れているが、商品の改善に力を入れていない。
実際堅い肉が出てくるんですよね。
やっぱりおなかいっぱい食べたいので、一番安い肉を300グラムとか注文するんですよ。
そうしたらカッタイ肉が出てくる。しかし一番安いっていっても、そこそこの値段するんですよ。
そこではふかふかのお肉がやっぱり食べたいんですよ。一番安いからってマズイ肉を出していたら絶対に流行りません。
また最悪なのが、子供ステーキがさらに硬すぎるうえに辛いソースしかないというところ。
ここまで配慮がないと流行りようがないと思いますよ。
家族連れは切り捨てているのかもしれません。
でもそれは都心のサラリーマン向け店舗ならよいかもですが、田舎の方まで幅広く出展していたら、その場所も考慮してきめ細やかにソースや肉の種類を用意すべきです。
高い
人件費・食材などの高騰により、外食産業は全般値上げしている。
どの肉でも300グラムでは2000円超えるのですよ。
うーん高い。これは気軽に入れないですよ。
ましてこの値段で立ち食いとかはちょっと厳しすぎる。
店舗によってさらに安いメニューを用意していたりするものの、これがだいたいカチカチ肉。
そういうイメージになってしまっている現実があります。
自社店舗同士の共食い
店舗のカバー範囲が重なってきている。行列が行列をよぶ。人が入らないと、人気店に見えない。これにより客足がさらに遠のく。
店員の質も低下している。
店舗拡大を急ぎすぎて共食い状態というのが、実感としてわかりますよね。
自分の日常生活圏には知っている限り3店舗あります。そうなると共食いになりますよね。
いきなり!ステーキいこうと思っても、3店舗のうちのどこかに行くことになります。1店舗しかお客が増えないわけです。
共食いでお客が増えないところにもってきて、店舗急拡大で店員やコックが十分にあつまらない。
これはもう悲惨なサイクルに入ってますよね。
なので思い切った施策でこの状況を打破する必要があります。
まとめ
今後に期待する対策としては:
- 共食い状態の店舗を削減
- 高級志向なのか、低コストなのか、コンセプトをハッキリ打ち出す
- 路線を打ち出したうえで、その方針を徹底的に貫く
高級店であれば立ち食いはあわないし、店員の質も要求されます。
なのでやっぱり大衆店方面を極めた方がよいのではと思います。
そうなると一番安い価格帯のおにくは生命線なわけです。
おいしいお肉をお手頃価格で食べさせてくれる。そんなお店を期待しています。
今週のお題「いい肉」