意識すれば当たり前なことですが、ぼやっとしているとはまってしまう罠が人生にはたくさんあります。
心理的にはまりやすい悪習慣のパターンですね。
ぼやっとしているとどうしても非常に短期的な観点で気持ちがいいとか、楽とかいう選択をしてしまいがちで、これを繰り返すと取り返しのつかないことになるわけです。
しかも大した罠ではないというところがポイントですね。なのであとで後悔してしまいがちです。
しかしつまらないことで後悔するのは避けたいものです。納得して、しっかり考えた上での行動であれば後悔はないですが、無意識に陥りがちな罠はチェックしておきましょう。
ポイントまとめ
各ポイントの詳細を参考動画・リンクをもとに見ていきます。
「やってはいけない7つの『悪い』習慣」
夫婦・恋愛関係の罠
互いに既婚独身者になってしまっている。お互いの価値観をすり合わせることなく過ごしている。自分の育った環境が正しい、考え方を私から私たちに換えられていない。お金の使い方、子供の育て方などで考え方を一致させる。
既婚独身者とは、結婚しているにもかかわらず独身時代と生活を変えられない人。
独身の感覚から夫婦の感覚に切り替えるのは、確かにすぐにはできないものです。
結婚しても、最初のうちはなにか変わったかな、というところですよね。そして一時はだいたいトラブルが起こります。
そしてそれを乗り越えて、まさに私から「私たち」に発想が変わっていくか、あるいは別離の道に進むかの分かれ道が待っています。
子供ができると、私たちになる可能性が高いですけれどもね。何しろ子育ては困難ばかりで、一人で立ち向かうのは難しいですので。
金・借金の罠
今を楽しむため将来に備えられない、見栄のための消費、自分は大丈夫という思い込み。ゲーム感覚で借金返済や貯金をできる仕組みをつくる。借金の残高をスコアボードで掲示するなど。
不要な支出はせず、借金は金利の高いものから返済。高い買い物は一度立ち止まってから。
計画的で合理的なお金の使い方をしましょうということですね。
ゲーム感覚というのは一つのやり方ですが、ようは計画的にお金をためるなかで、うまくいったら定期的にご褒美をあげましょうねということですね。
積み立てものの金融商品を買って、自動的に積み立てるなどするのが手っ取り早いと思います。ゲーム感覚といってもすぐに飽きてしまいますしね。
フォーカスの罠
魅力的なものにあふれ、内容の薄いものに時間を費やす傾向が増えている。とるにたらないことに意識が向かい、家族の将来のことなど本当に重要なことに集中できないこと。
押し寄せる情報を管理するよりも、どうでもよいものを捨て去ることに集中する。
TODOリストは常にいっぱいで、タスクを完ぺきにやり切れるということは、もう大学受験生時代あたりからずっとないですね。
ようやく最近になって、なるべくタスクをこなさないでしのぐということを覚え始めました。
TODOリストは作るんですが、それからなるべくしなくていいものをしない、人に任せるべきものを積極的に任せるということをすすめました。
人に任せるのはなかなか難儀です。正直自分でやった方がクオリティが高いのは見えています。それでも結局のところ大局的に見て結果が変わらないのであれば、多少完成度が低くなっても人に任せるべきです。
そして自分にとって重要なことにフォーカスしましょう。
キャリアの罠
やりたくもないことをやめられない。いまの仕事に依存している。収入、アイディア、情熱、目的意識のすべてを満たす仕事をしているかを自問自答、自分で運命を切り開く。
多くの人にとって、多くの時間を費やすのが仕事。仕事自体に情熱をもてなければ、別の仕事に移れないかリラックスした状態で考えるべき。
自分の場合は、本業の仕事のうちの15%くらいはやりたいこと、それ以外は微妙なところです。本当にやりたいことではないかもですね。
自分のやりたいことは大きく言うと:
- 経験を人に伝え、喜ばれたい
- モノを作りたい
ということです。
自分の経験をふまえて、人の前で話をする機会は1か月に1~2度というところでしょうか。
なかなか本業の全部が自分のやりたいこと、という風にはいかないですが、割合を増やしていきたいですよね。
どんな職業であっても、自分がやりたいことで100%時間が埋まるというのはそうそうないでしょう。なので割合を増やす方向が現実的かと思います。
変化の罠
悩みや問題を放置し、先延ばししてしまう。自分の行動を変えるのは大変なこと。しかし自らを変化させるために立ち止まって考えることが重要。
うまくいっていないことを認識して、原因になるものをすぐにやめること。新しいことをはじめるよりも、いましているダメなことをやめることから始める。
先延ばしをしてもなんにもいいことがないのに、先延ばしをしてしまいますよね。
厳密にはいいことがないわけではなく、自分のこころが安定するまで時間を稼ぐとか、様々先延ばしで得られる効果もあります。
だからこそ先延ばし癖がメジャーなのですが、ストレスを心中に抱えたままになるという大きな問題があります。
自分がコントロールできない範疇のことをあれこれ想像してネガティブになるとかありますよね。
そんなことに比べたら多少完成度が低くても、情報の収集が不完全であっても、ポンと早めに仕事を終わらせてしまうのがいいですね。
学びの罠
失敗をしたとき、性格上仕方がない、など正しく受け止めない。自分をよく見せたい本能があるため。革新的製品はたくさんの失敗のうえで開発されている。
失敗を隠したりせず、経験からまなぶこと。人からどう思われているかをきにしないことです。
これは本当によくみますね。プライドが邪魔をして「これは想定内」というセリフ。
選挙で負けて想定内と言い続ける政党など、最近みますね。逆に自分賢い、みたいな。しかしどんどん失敗が拡大していくパターンが多いですよね。
賢くたって失敗はします。想定と現実の差があるわけで、想定を修正すればよいわけですが、プライドがそれを邪魔するという罠はたしかにあります。
特に大勢に宣言してしまったものについて、失敗を認めるのは非常につらいことです。
でも逆に失敗をみとめたら、大きく成長する機会ですからね。どんどん認めたいものです!つらいですけども!
目的の罠
人生の目的と関係ないことに左右され、アリジゴクにはまってしまう。お金さえあればこれが買える、これさえあればワンランク上の生活が手に入る、と物欲に走る傾向がある。
しかしなにかモノが手に入っても、幸福度に違いはほとんどでない。本当の幸せはお金やものでは満たせないものであることが多い。
人生の目的とはなにかを考え抜いておく必要があり、それとは関係ないことも整理しておく必要がありますね。
美しい映像や音を届けることによって目指したい方向性だってありえるわけで、そのためのカメラやマイクを入手することは、単なる物欲ではありません。
しかしブランド物のバッグだとかが、もし自分の人生の目的と何の関係もないとしたら、幸せ度を上げるにはあまり役に立たないことを知るべきだということですね。実際そうだと思います。
そして自分の目的に合致した方向にしっかり投資を向けていくということですね。
まとめ
こうしてみると人生、罠だらけですね。しかし一つ一つはそんなに知らない罠ではないわけです。
ただ知らないからと言って、無意識のまま放置していると、はまってしまいます。
だからこそ罠なわけですね。なので意識してこれを避けていく姿勢が必要です。