世の中はどんどん変化してきています。
- 先進国の超高齢化
- 中国・インド・東南アジアの人口爆発
- 米中貿易摩擦
- 日韓関係の悪化
- AIバブルとその終焉の兆し
- 人生100年時代
- モバイル通信は4Gから5Gへ
などなど。
そうなると、いままで常識とされてきた生き方について、考え直す必要がありますよね。
つまり人生観を書き換える必要があります。世の中に対して人生観がずれていると、あまり良いことにならないのが現実だからです。
Youtuberやe-Sportsのゲーマーなど、少し前では考えられなかった職業が確立し、それぞれ経済圏を作り出しています。いまのところかなり選ばれし精鋭しか活躍できていませんが、すそ野は確実に広がっていくでしょう。
こうした現象は、テクノロジが進化し、またこれにあわせて人々の考え方も移り変わっていることを表しています。これは一部の人ではなく、社会全体の現象です。
しっかりと社会変化をとらえて、自分の人生観を常にアップデートしていく習慣を身に着けたいですね。

ポイントまとめ
各ポイントの詳細を参考動画・リンクをもとに見ていきます。
「未来の働き方を考えよう」を12分のアニメーションで完全に理解!
世界の変化①:大組織→個人
インフルエンサーなど個人が大きな影響を持つ世界になってきている。国や企業などの集団から、個人や個人が集まったコミュニティに影響力がうつってきている。
ウィキリークスが国と戦っているというようなことが実際に起こっている。
個人の発信力を高める仕組みが発達しまくっている一方で、企業に属していると、個人としての活動が制限される現実があります。
会社員が顔出しでYoutubeで思ったことを思ったように話すというのは現実的に難しいのですよね。見ている人にとって、所属している会社の意見との区別がつかず、会社に迷惑が掛かってしまう可能性が高いためです。
そのため企業に属している人は、個人の発信力が高まっているいまの状況をうまく活用できていません。
結果、大組織の時代から個人の時代に移りつつあることになっています。これは当分動かしがたい現実です。企業側はこれに対して早急に対策を立てるべきだし、個人はひるむことなく斬り込むとよい戦況だと理解すべきです。

世界の変化②:先進国→新興国
同一労働、同一賃金の流れがあり、新興国が先進国の仕事を奪う構図が進んでいる。先進国人口は今後ほとんど増えず、新興国は若年層の人口が増加している。
先進国の人々の働き方は、大きく変えていく必要がある。
これは中韓が製造業で一気に頭角を現したことで明確に表れていますよね。
この波がさらにその先の新興国に波及していきます。次はベトナム、インドネシアなどになっていくでしょう。
この流れは避けがたく、先進国の人たちはむしろこれに乗っかっていく気持ちで行く必要があると思っています。英語を身に着けて、東南アジアの発展によって自分のポジションがよくなるような立ち位置に移動していくというのが一つの方法です。
世界の変化③:ストック→フロー
寿命が大幅にのびていくなか、貯蓄などのストックから、定期的に入ってくる給与などのフローが生活のベースになっていく。65歳の定年システムを維持することは不可能になる。80歳まで働く必要がでてくる。
こうなると基本的に複数の職業を経験することになる。
ストックから得られる安心感は相対的に減り、稼げることが重要になる。
老後の蓄えが2000万円必要だとか、2500万円必要だとかが話題になっていました。
これは大部分の人にとって不可能に近い数字であり、すなわちストック型の人生設計ではもう無理があることを示唆しています。
そこで考え方をかえて、貯蓄をためて逃げ切る発想を変えていく必要があります。
銀行預金から、株で配当金を得る生活にシフトするのも一つです。お金もしっかり働かせるということです。これをうまくやるには、金融リテラシを高めていく必要があり、意識して勉強する必要がありますよ。人任せでは失敗します。

最初から、職業人生は2回あるという発想をもつ
職業を2回選ぶということを前提とする。前半は就職、結婚、子育てという定番ライフをおくる。
後半は自分で作るオリジナルの生き方をする。
40代にもなると、自分の適性もわかっているし、社会のこともかなりわかってきている。このタイミングで自分の生き方を模索する。
時代が変わってきた今だからこその発想ですよね。
今実際に、40代で転職する人は周囲にたくさんいます。自分は転職を受け入れる面談をミッションの一つとして日常的に行っていますが、40代以降の方は珍しくありませんし、必要な人材は躊躇なく採用します。
実力があれば転職はいつでもできます。フリーになるのもよいでしょう。企業での就労経験を経てフリーになれば、新卒からいきなりフリーを目指すより相当成功確率はあがります。
スタンフォード式人生デザイン講座
本当の幸せは自分に合った人生をデザインして得られるもの
成功して幸せが得られるのではない。
ずっと自分にとって苦しい仕事をしていては、金銭的に成功しても幸せにはなれません。金銭的に成功していると、それが自分の幸せと思ってしまう部分もありますが、それで本当に幸せなんだろうかというと、そうではありません。
ただ結果的に幸せだと思えるのなら、それはよいのかもですけれども。
しかし大概の場合、そううまくはいかないわけです。ではどうすればよいのかというと、自分の幸せをしっかり分析し、「人生をデザインする」というのが一つの方法です。
「スタンフォード式人生デザイン講座」はこのデザイン指南書でありますが、基本は自分の進みたい方向、自分の好きなこと、幸せを見つめて、これに合わせた方向性を見極めるというわけです。

ブレナイ自分になる
仕事は何のためになる、良い仕事とはなにか、人生に意味を与えるものはなにか仕事観、そして人生観を書き出す。
そうすれば理想の人生に向かって歩みだせる。
仕事は学生時代を終えた後、大半の人にとって人生のかなりの部分を占める中心になるわけです。
その仕事が、自分の人生にとってどういう意味なのかを考えてみることで、自分の幸せに通じているのかを確認します。
仕事をして10年以上たって、中堅以上になってくると、そのうちなんで自分がこの仕事をしているのか、忘れてしまうところがありますよね。
目の前の人事や組織編制などはやたら気にするものの、あとは会社の業績の良しあしで一喜一憂するくらいで、そもそも自分はなにを成し遂げたかったのか忘れてしまいます。
そこをしっかり見つめなおし、人生観を書き出す。これは新年にスケジュール帳に冒頭の一節として毎年書きたいですね。
「楽しさ」はあなたに合った仕事を見つける大事な指針
いきいき働く人はフローを体験している。フロー状態とは、いわば熱中のパワーアップ版。
目の前の活動に完全に没入している。
仕事が幸せにつながっているかを示す一つの指標が、フロー状態になれているかどうかですね。
自分の場合、正直ほとんどフロー状態にはなれていません。本業は完全にお金のためにやっていて、副業のことばかりかんがえているかもしれません。
その副業も正直お金のためかな。ちょっとこのあたり、考え直した方がいいかもしれませんよね。でも少しフロー状態に入れることが、副業の方が多いかもですね。だいぶん大人になってから、自分で選んでいる仕事ではあるので。
なのでもう一度人生観から見直し、本業をどういう位置づけで考えていくのか。副業をどうするのかを慎重にデザインしなおしたいと思います。

「正解」よりも大胆なアイディアを
手詰まりなんてない。アイディアはいくらでも生み出せるから。フロー状態に達した活動について、マインドマップを描き、冒険のプランを作る。
自分の幸せにつながる活動が、フロー状態に入れる方向だとすると、幸せの方向性を見つけるにはいつフローに入ったか、どうして入ったかなどを探るとよいというわけですね。
自然と熱中していたりするので、なんで自分が熱中できたか自覚できるとは限りません。
その熱中体験は貴重なので、しっかり分析して、そこからアイディアを膨らまそうというわけです。
ちょっと自分は過去にいつフローに入れたか、すぐに思い出せないのですが、たしかに自分が熱中できる方向性を見つけられれば、そこに向かって進むことが一番だというのは納得ですね。
まとめ
前半では、世の中の変化に合わせて仕事観を変え、40代あたりで自分のことがわかってきたタイミング、仕事や社会がわかってきたタイミングで第二のキャリアにスイッチしようという話。
後半では、自分の真の幸せ、人生の意義を感じる方向性に向かって進む人生デザインをしようというトピックを取り上げました。
これらはもっともな話で、まさに40代でしっかり考えるべき題材だと思います。
本業を変えないにしても、人生の意義や意味を考え直したうえで、本業の認識の仕方や力の入れ方を考え直すのも、自分の幸せにとって大きな意味があることになりますよね。